1968年
4年ぶりのBクラス

西鉄は5位となり、4年ぶりにBクラスに沈み、阪急が2連覇を達成する。エース池永正明と巧みな投球術で相手をかわす稲尾和久が支えた投手陣は健在であったが、数年続いている貧打がこの年も改善されず、浮上することはなかった。

興味深い話がある。この年のパ・リーグの監督は、近鉄:三原脩、東映:大下弘、そして西鉄:中西太と往年の西鉄を支えた面々であった。シーズン終了後、西鉄と幾多の名勝負を演じた南海の鶴岡一人監督が勇退した。

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
船田 和英 0.286 116 370 52 106 22 1 16 43 15

投手

選手名 防御率 試合 完投 完封 投球回 奪三振 失点
池永 正明 2.45 47 23 13 22 6 305 161 95
稲尾 和久 2.77 56 9 11 2 1 195 93 68
益田 昭雄 2.88 42 7 14 1 1 168 121 65

順位

順位 チーム
優勝 阪急 134 80 50 4 0.615 -
2 南海 136 79 51 6 0.608 1.0
3 東京 139 67 63 9 0.515 13.0
4 近鉄 135 57 73 5 0.438 23.0
5 西鉄 133 56 74 3 0.431 24.0
6 東映 135 51 79 5 0.392 29.0