1965年
次代のエース池永入団

西鉄は、新人王に輝いた池永正明と復帰した稲尾和久が投手陣を支え、打撃陣ではロイ、アグリーの外国人選手が中心となったが、南海、東映に次ぐ3位でシーズンを終えた。パ・リーグは南海の圧勝であった。その原動力となったのが、戦後初の3冠王に輝いた野村克也である。

球界では様々な動きがあった。5月、国鉄スワローズからフジサンケイグループに球団の経営権が移り、シーズン終了後の11月、この年限りで勇退した鶴岡一人監督に代わり南海の新監督となった蔭山和夫氏が就任4日目で急死した。それを受け、鶴岡一人監督が再就任した。蔭山氏逝去の背景には名監督のあとを受け継ぐ新監督の苦悩があったのであろうか。ドラフト会議が初めて行われたのもこの年である。

取得タイトル

新人王
池永 正明

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
ロイ 0.292 136 504 73 147 27 0 22 77 9
アグリー 0.282 115 387 64 109 16 2 24 72 3

投手

選手名 防御率 試合 完投 完封 投球回 奪三振 失点
池永 正明 2.27 47 20 10 14 3 253 156 76
稲尾 和久 2.38 38 13 6 13 2 216 101 71

順位

順位 チーム
優勝 南海 140 88 49 3 0.642 -
2 東映 140 76 61 3 0.555 12.0
3 西鉄 140 72 64 4 0.529 15.5
4 阪急 140 67 71 2 0.486 21.5
5 東京 140 62 74 4 0.456 25.5
6 近鉄 140 46 92 2 0.333 42.5