3選手の中でも、チームとの積極的な交流を特に要するのが森選手。12月2日には降雨のため試合開始が遅れる中、待機中にカードマジックを披露。ほかの選手たちとコミュニケーションを図る姿が見られました。
このときは試合中止となったものの、翌日のダブルヘッダーでは初ホームランを放つなど、計2試合で4打数3安打!森選手らしいバッティングを見せました!
また、高橋光投手、中塚投手も結果を残し、3選手がABLで存在感を発揮しつつあります!
指名打者で先発出場した森選手は、5回に四球を選ぶと、その後ホームを踏みチームの先制攻撃を演出。捕手のスキルアップを中心に取り組んでいますが、バットでも調子を上げていきたいところです!
「友哉は捕手としては休み。指名打者での出場となったけど、ウィンターリーグでの課題は“捕手 森友哉”であるため、打つ方には少し集中できていません!しかしながら、しっかりと来季のためにガンガン練習をしていますのでご安心を!
残りも半分となり、ここからもう1段階ギアを上げて、来季のためにがんばっていきますよ!」
先発登板した高橋光投手は、降雨の影響などがある厳しいコンディションの中で4四球を与えるも、11三振を奪うなど相手に流れを渡さず、6回途中1失点と粘投しました。
その高橋光投手をリードで引っ張った森選手は、待望の初ホームランを記録するなど2打数2安打!また、1点リードで迎えた最終回のマウンドは中塚投手に託され、完璧なリリーフで初セーブを記録しました!
「準備が悪く、いいスタートを切れなかった。準備に問題があったと思う。雨が降っていて寒い中、肩の状況をいい形にもっていけなかった。もっと肩をきたえていって、よかったとき以上の肩にもっていきたい。
結果はまあまあでしたが、内容はだめでした。もっとストライク先行で、テンポよく投げたい。ストレートをもっといいものにして、安定して投げられるようにしたい。」
「今日は1点差、最終回の場面でマウンドに上がりました。同点、逆転が許されない場面で、とくに先頭打者を意識して投げました。結果、三振を奪って勢いに乗れ、その後の打者も塁に出すことなく3者凡退で抑えることができました。
前に比べれば気持ちに余裕ができるようになったのですが、それが“隙”にならないようにいい意味での余裕になればと思っています。
あと、この日は先頭打者からセットポジション・クイックで投げました。自分はランナーを背負っている場面での四球が多いので、ランナーがいることを想定しました。四球もなく無難にいけたので、これからも自分のタイミングでセットから投げる練習を試合でやっていきたいと思います。あとはカーブのコントロール!」
「光成との3度目のバッテリー。ストレートの状態自体はあまりよくなかったが、変化球でいろいろな配球ができた。もう少しストレートで押せたかと思ったが、今まで日本の試合で投げなかったカーブでのカウント取りや、勝負球での使い方と、またひとついい武器ができた。
今までストレートとフォークが基本の配球だったが、それに加えてスライダーやカーブを思いどおりに投げることができれば、投球幅が広がると思うので、引き続き試していきたい。調子がよくないときこそ、勝たせる配球ができるようにしたい。」
「光成がスライド先発登板!5回1/3を投げ勝利に貢献!勝利投手にはならなかったが、試合をしっかりと作った内容であった。
昨日から続いて降っていた雨が止まず、1時間遅れで試合が開始する悪いコンディションの中で(グラウンドの状態、気温16度、風など)、光成はしっかりと準備をしてある程度の結果を残した。
立ち上がりはやや不安定な投球であったが、友哉が試合の中でアドバイス。そこから投球テンポ、カウントの作り方、投球リズムがよくなっていった。しかし、日本の野球を考えて厳しく言えば、光成らしい球がもっと増えてきてほしいところ。ハイレベルだけれども、そこを目指すならばおっちゃんはあえて厳しい目で見ます!もう少し球威や球のキレの精度を上げていこう!!
でも、来たときよりは着実によくなっているから!練習はウソをつかないよ!投げる球はウソをつかないよ!もっともっとよくするための練習を継続していこう!!
一方、光成をリードした友哉!今回は日本人バッテリーで話しやすかったのか、試合の中での対話機会が多く見られたね!また、光成をよく引っ張り、崩れそうなところでの対話!いいタイミングでした!まだまだ覚えることが多いけど、捕手としての信頼を勝ち取るための基本、投手との共同作業が少しずつであるけど、できてきました!
もう残り8試合!ウィンターリーグの集大成をすべての試合で見せること!欲を言えば、バッテリーとして結果を残すことを課題にしていきましょう!
打つ方では、待望のホームラン!しかも逆方向に!やはり打撃は“ケタ違い”のパワーとミート力!さすがです!
そして試合の締め(最終回)は中塚!もう抑えでの起用になったようで、監督も迷わず“ピッチャー・中塚”と。期待に応え、3人でしっかりと終わり試合終了!日本人3選手が活躍し、練習の成果が出た試合でした!」
3選手の中で唯一、ダブルヘッダーの試合に続けて出場した森選手。2回の第1打席で二塁打を放ち、長打力を見せつけました。
チームは延長戦の末サヨナラ勝ちし、4連勝を飾っています!
「ダブルヘッダー第2試合は、友哉が指名打者で先発出場。2回、2死から左中間に二塁打を放ちチャンスを作る。2打席目は4回、投手が1球も投げずに“敬遠”される。3打席目は7回(最終回)の先頭打者で見逃し三振。
チームは今週3連勝!先週からは4連勝!日本選手も少し勝利に貢献してきました!来週はもっと期待できると思います!!!
来週はキャンベラに遠征!光成は土曜日の先発予定!友哉は4試合の中で2試合マスクを被る予定!中塚はEVERYDAY GAME!!」
「先週のホームシックは少し治まりました。そして仕事も覚え、自信がついてきました!オーストラリアでの生活もあと2週間ちょっと!頑張っちゃります!
山口のかぁちゃん!俺のかぁちゃん!俺、やっちゃります!第二の野球人生、がんばっちゃります!みんな、幸せにしちゃります!俺、みんなの大黒柱になっちゃります!やる気がでてきたっす!また来週っす!」
次回のレポートもお楽しみに!