1984年
V3を逃すも、若手が成長!

3連覇を目指したが、一度も優勝争いに加わることなく3位でシーズンを終えた。

投打ともにベテラン勢の誤算が相次いだ。

テリーの退団に加えて、田淵幸一、山崎裕之、大田卓司の不調が続き、攻撃力が大幅に落ち込んだ。

投手陣では、東尾修、松沼雅之、松沼博久の先発3本柱が活躍したが、前年の不動のストッパーを務めた森繁和に加えて、サウスポーの新ストッパーとして獲得した江夏豊も精彩を欠いた。
後半戦は若手の台頭が目立った。特に、前年の日本シリーズを経験した伊東勤は目覚しい成長を見せ正捕手の座を獲得した。伊東勤は、のちに常勝西武軍団の要となる。

渡辺久信、辻発彦、秋山幸二も頭角を現し、常勝西武軍団を支える期待の顔ぶれが力をつけ始めた。

シーズン終了後、創立時にチームの顔として入団した田淵幸一が引退した。

監修:杉山茂(スポーツプロデューサー)

スローガン

「鋭球」

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
スティーブ 0.338 129 461 64 156 32 1 20 101 0
伊東 勤 0.284 113 345 44 98 15 1 10 44 20

投手

選手名 防御率 試合 セーブ 完投 完封 投球回 奪三振 失点
東尾 修 3.32 32 14 14 0 20 3 241 84 103
松沼 雅之 3.68 26 11 8 0 7 1 178 86 78
松沼 博久 4.15 26 12 7 0 8 1 154 90 78

順位

順位 チーム
優勝 阪急 130 75 45 10 0.625 -
2 ロッテ 130 64 51 15 0.557 8.5
3 西武 130 62 61 7 0.504 14.5
4 近鉄 130 58 61 11 0.487 16.5
5 南海 130 53 65 12 0.449 21.0
6 日本ハム 130 44 73 13 0.376 29.5