ホームでの連戦を終えた選手たちは、アデレードに移動しビジターでの連戦に臨みました。
各自荷物を持って移動するなど、試合以外でも武者修行の厳しさを痛感する選手たち。それでも、捕手にコンバートした駒月選手が練習につぐ練習で球の捕り方を叩き込むと、試合に出場した本田・野田両投手はしっかり結果を残すなど、実りある遠征となりました!
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「捕る!捕る!捕りまくる!! 駒月選手!ブルペンで捕るわ捕るわ!今日は各投手の球をかなり受けていた様子。腕の使い方も少し柔らかさが出てきたか、余裕が感じられるね!
まだワンバンのときは“手”だけで捕りにいくことが多すぎる。特に、左投手の右打者への内球のワンバンには!! 反応しいや!また来週から練習や!!!」
前回、初登板ながらほぼ完璧な内容を見せた本田投手は、この日も要所を締める投球で6回まで無失点。7イニングス制となるこの試合で、完封勝利をかけて7回のマウンドへ上がります。しかし、ここで味方の失策が絡み途中降板となりました。
このあと同点に追いつかれ、なおも1死3塁とサヨナラ負けのピンチを迎えたところで野田投手が登板。最初の打者を内野ゴロに打ち取ると、続く打者も三振に抑える好リリーフ!延長に入った8回も無失点とし、ベンチの期待に応えました!!
試合は11回まで続く激戦になりましたが、サヨナラ負けを喫しています。
本田投手コメント
「全体をとおして、ストライク先行で安定した投球はできたと思います。 課題のストレートは、球威はまだまだ物足りないが、コースにしっかり投げ分けるコントロールは前回の登板よりはよかったと思います。
2つ目の課題である決め球は、チェンジアップが上手く使えなかったので、今回もカーブを多投することになってしまいました。ピッチングコーチからアドバイスをいただいたので、チェンジアップをしっかり練習しようと思います。
今回もランナーを出しながら粘って“点を許さない”というのはよかったが、その中でも先頭に四球を出してしまったのと、7回の先頭への失投をヒットにされてしまったのは、しっかり反省して次に生かしたいと思います。そして次は完投して信頼を得ることができるよう、がんばりたいです。」
野田投手コメント
「今日はサヨナラのピンチで登板し、抑えることができました。 右打者への配球が全てにおいて低めに集まっていたことで、内野ゴロでしっかりとアウトを取ることができました。 左打者へのインコースをまだまだ攻めることができていません。相手の打者にもっといろいろ考えさせるように、インコース・アウトコースを上手く使っていきます。あと、テンポ・リズムも上手くつかっていきたいです。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「本田は初回の2死後、安打1本を打たれるも、難なく次打者を凡退に取り無難な立ち上がり。そこから前回同様、またまたすいすいと6回まで!隙のない投球を見せるのは、やはり“持っている”んやな!素晴らしい!!
ダブルヘッダー第1試合は7イニングス制やから、投手コーチからの“完投する?”という言葉に即答“はい!!” よっ!さすがやね。
と思ったら、オチがあった!7回先頭に安打されるも次打者は三振に取り完投が見えてきた。しかし1死後、セカンドゴロで“よっしゃゲッツーや”と思った瞬間、球が消えた!!! 1塁送球が悪送球となり、ここで交代。
交代した投手がセンターオーバーの三塁打を打たれ2対2の同点になり、本田の2勝目は消えてしもうた。
ん~、もったいない!! 先頭打者への安打、これが勝利を消してしまった要因やな。エラーは責められん!最後の詰めの投球が…な。でもここも課題よ!一軍で勝つための乗り越えなきゃいかん壁よ!!
次回の登板では、今回より良い投球ができるように、練習や!!! ただ、マウンドがやはり硬く、右足親指内側のマメをつぶすアクシデントがありました。
さぁ、同点にされ、サヨナラの場面、そこから3番手として、野田が登場!! 1死3塁や! 先頭をショートゴロでホームタッチアウト!!! よっしゃ!! 次打者を三振!!! ピンチを切り抜けるガッツある投球、気合が投球に出ていたで!!
今日もイニングをまたいでの登板。簡単に2死を取るけど、そのあと安打を打たれ、四球!!!!! この投球がいかん!! 中継ぎ投手にとって四球は命取りやで!! 何とか次打者は抑え無失点で帰ってきたけどな。
まっ、結果良しでは、野田クラスは終わらせん!! 来季一軍を目指すなら、次回からは同じ失敗はするなや。」
次回のレポートもお楽しみに!