ライオンズ期待の選手たちが技術を磨き上げ、来季一軍入りを目指すオーストラリア武者修行が今年も始まりました!
佐野投手と山口投手は課題克服とさらなる成長で一軍定着へ。また、今季ケガで一軍での出場がなかった星選手は、感覚を取り戻して戦線復帰を目指します。
11月下旬には藤原投手も参加! 選手たちの奮闘ぶりをお伝えするオーストラリアレポートを、ぜひオフィシャルサイトでチェックしてください!!
佐野投手
「制球力をつけることで、同じフォームで投げ続けることを身につけていきたいです。しっかりとした土台(下半身)づくり、ピッチング・シャドーをバランスよく行い、1回1回の練習を考えながらやっていこうと思います。」
山口投手
「(1)土台(下半身の強さ)をつくる、(2)最低限1つはいつでもストライクが取れる変化球を身につける、(3)変化球のときは腕を強く振る(特にカーブ)、また(4)新球・チェンジアップの習得、(5)考え方や気持ちのつくり方を学ぶ、
以上を課題としたい。」
星投手
「まずはシーズン中にケガのために実戦を長く離れてしまったので、この2ヵ月間、実戦を通じて試合勘やあらゆるプレーの感覚を取り戻すと共に、日本のプロとはまた違ったベースボールを体感し、プレーの幅や1人の野球人、1人の人間としても視野を広げて来季につなげていきたいです。」
ホームでのダブルヘッダーとなるこの日、3選手がナイターの第2試合で初出場。先発を任された佐野投手は立ち上がりに力みが見えたものの、しっかり修正し三振の山を築きました!
3番手で登板した山口投手はクローザーの仕事を果たし、見事セーブを記録! 捕手で先発出場した星選手は投手の良いところを引き出すリードを見せ、バットでも二塁打を放っています。
佐野投手コメント
「まず課題としている初回の立ち上がりで、先頭の四球と7回の2死後の四球は1番反省しなくてはいけない。その後、落ち着いて抑えられたのは良かった。
このオーストラリアで左右打者の内角球をしっかり投げるという課題も、今日は投げ切れていたと思うと共に、ストライク先行の投球ができればよかった。持っている球種全て同じ腕の振り、同じリリースポイントで投げられるようにしたい。」
山口投手コメント
「ナイターの2試合目、日本の今の時期より寒くストレッチはしていたが、キャッチボール、ピッチングはしておらず登板まで準備ができていなかった。急なことだったので気持ちでカバーできたのは良かったが気持ちが入りすぎた分、力みにつながってしまい思うように動けなかった。」
星選手コメント
「先発・佐野に対し、相手打者との力関係やボールへの対応力がどれほどなのか探りながらの部分もあり、球数が多くなってしまった。回が進むにつれ、有効な球種、コースを要所で使えたと思う。
山口はピンチでのリリーフだったが、打者へ集中して投げられていたと思う。課題である変化球を、自信を持って投げるところまで至ってはいないので、試合の中で積極的に投げさせたい。
打撃についてはとりあえず1本出てホッとしたが、もっと積極的に強く崩されずスイングできるように準備していきたい。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「佐野っち初登板で初勝利!!! 真っすぐもキレがあり、打者が振り遅れる場面が多く見られんした。もう少しストライク先行の投球ができれば上(一軍)が見えてくるでやんすな!
山グッチは日本でも見たことない超特急!!!な速球を見せていただきやんした。ちょいとフォームの中で意識した部分がありんしたようで、それが良かったんでしょう!! まだまだ自分のものにはなってないでありんスが、きっかけを自分で見つけ、修正していく姿勢がプロらしくなっている証拠でありんス。
星パパ、先発出場!! 今シーズン故障もあり試合に出場できなかったでありんスが、何の!!! 身体は覚えていましたな。肩の衰えも見えず、俊敏な動きもあり元気は1番ありんすな。打撃の方でも“一日一善”で三塁線を鋭く抜いた二塁打を1本打ったでありんス。」
次回のレポートもお楽しみに!