森選手が帰国し、ABLでの修行最後のカードに臨むのは高橋光投手と中塚投手。最終登板で結果を残すことはできませんでしたが、失敗から新たなテーマを見つけ出し、自身に課すことができました。次のキャンプではどのように練習に取り組むのか、注目です!
また、2投手は12月21日に開催されるオールスターゲームに選出!こちらの活躍にも期待しましょう!
3点をリードして迎えた9回、好投した先発投手に代わり、中塚投手がマウンドへ。ランナーを許すものの、続く打者をダブルプレーに打ち取って勝利の立役者に!2セーブ目をマークしました!
「3点リードの最終回、マウンドに上がりました。課題としている先頭打者を三振に取れ、相手に勢いをつけさせなかったのでよかったです。
次のバッターにヒットを打たれましたが、ボールをもうひとつ強く押し込められたらセカンドライナーだったかなと悔いが残りました。
コントロールは前回よりストライク先行で勝負できているので、そこはいいと思います。しかし、試合前の自分のコンディショニング調整を怠ってしまいました。足に疲れが残っており、自分に甘えてしまいました。今の自分の立場をもう一度見つめ直し、残り時間は自分に厳しく気を引き締めてやっていきたいと思います。」
「さぁ、ウィンターリーグも残すはこの週、4試合のみ!! ここまでがんばってきた選手たち!! この4試合の中でやってきたことの集大成を出し切って、来季の“自信”と“確信”を感じてほしいものです!!
中塚が9回3点リードの場面で登場!! 先頭打者を見逃し三振に仕留め、次打者に安打を打たれるも、今までとは違うマウンド上での“落ち着き”があった。“いつでもいらっしゃい”状態の風貌が漂っている感じ!
その後は簡単に併殺で試合終了!! ウィンターリーグ2セーブ目!! これは本当に来季の中継ぎ陣に殴り込みがかけられる投球になってきた!!」
ウィンターリーグ最終登板となった先発の高橋光投手。初回は無失点に抑えたものの、2回につかまり失点を重ねると、ホームランを浴びたところで無念の降板。チームはその後反撃するも逆転ならず、高橋光投手が3敗目を喫しました。
「今日は、最後の先発ということで“気合”が入る試合でした。前回の課題だった準備不足がないように意識してランニング、トレーニングを多く取り入れて試合に入れたと思います。しかし、内容は1回1/3とオーストラリアに来て最悪の結果となり、先発の仕事ができませんでした。
自分が思うに“肩のコンディション”が最高ではなかったこと、バッターに100%集中しきれなかったことが打たれた原因だと思います。肩のコンディションは、ずっとトレーニングをし続けるしかないと改めて感じました。バッターに100%集中しきれなかったのは、肩のコンディションが悪かったこともありますが、割り切って投げられないことも原因として挙げられると思いました。
投げ終わったあと、コーチが“メンタルに一番の問題がある”と言ってくれましたが、自分自身もそうだと思いました。そこが今の課題だと思います。なんとかしてこの状況を変えていかなければいけませんし、やるのは“自分”です。やるべきことははっきりとわかっていますし、あとは“やるだけ”なので、この状況を自分自身で変えていきます。最悪の結果でしたが、学ぶことも多くそこが収穫です。」
「光成はこの日が最後のウィンターリーグ登板。初回から球のキレや腕の振りが悪く、球が走らない。案の定、2回に先頭打者の四球からこの回だけで6本の長短打を食らい8失点!“終わりよければすべてよし”とはいかず、“今年の膿は今年の内に”といった投球でした。今年のすべての悪いところを、ここオーストラリアで出し切ってきます!! そして来季、新たな“進化した光成”を作り上げていきます!! 来季の光成にこうご期待!! 残すはオールスターでの登板のみ!!」
「選手の手伝いをしちゃりました。そして“どうだ?”と聞かれたので教えちゃりました。あっという間の1ヵ月!! おいらも学ぶことが多かったです!これからは、裏方としてチームを支えちゃります!! いろいろと人生勉強もできたとです!かぁちゃん!! もうすぐ帰ります!! かぁちゃんの手料理、食べたいです!!」
2投手出場なし
オールスターゲームを除き、この日が選手たちにとって最後の試合。同点の7回に中塚投手がマウンドへ上がり、この回を無失点に。その裏に味方が勝ち越したものの、続投した中塚投手が失点しイニング途中で降板。チームは逆転負けとなってしまいました。
「同点の7回から投げました。7回はなんとか抑え、その裏に味方が勝ち越してくれたのですが、8回に先頭打者を四球で出してしまい、ヒット2本で同点に追いつかれてしまいました。
点を取ってくれた次の回の先頭打者はすごく大事なのに、簡単に塁に出してしまいました。ピッチャーとしてやってはいけないことです。先頭打者を出すと点に絡むことを、改めて実感しました。
すんなり抑えられず打たれて途中降板したことは、逆に“よかったんじゃないかな”と思いました。抑えることは大事ですが、今の自分に“目を覚ませ”と言ってくれたイニングだと思いました。日本に帰っても、自分を追い込んで野球漬けの“オフ”にして、来年のキャンプからいい存在感を出していければと思います。」
「駿太が7回から3番手として登板!同点の場面を無難に抑え、味方打線がその裏に勝ち越し!!
しか~し!8回もマウンドに上がると、先頭打者に四球を与え、そこから2失点!! なかなかうまくはいきませんな!
こういうところをしっかりと抑えられるようになっていかなければ、一軍の“壁”は越えられませんぞ!結局負けが付いてしまった最終登板でした!
さぁ、来季に向けてこのオフシーズン、しっかりとした生活、練習をしてキャンプを迎えてください!なにはともあれ、1ヵ月のウィンターリーグお疲れ!!」