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2017/11/25 (土)
チーム

高橋光・中塚・森の3選手がレベルアップを目指し修行の旅へ!第1回オーストラリアレポート

11月13日に日本を出発し、高橋光・中塚・森の3選手がオーストラリアに到着。ABL(オーストラリア ベースボールリーグ)のMELBOURNE ACES(メルボルン・エイシズ)に参加し、鍛錬を積み重ねていきます!
高橋光投手は先発投手としてローテーション入り。中塚投手は中継ぎとして常にブルペンで待機。そして森選手は捕手として出場していく予定です。背番号はそれぞれ12、50、4番となりました。
選手たちの奮闘ぶりをお伝えするオーストラリアレポートを、オフィシャルサイトでチェックしてください!!

森選手が開幕戦でマスクを被る
中塚投手が初登板で勝利投手に
初めてのマウンドに上がる高橋光投手
バットで活躍を見せた森選手!

ABLでのテーマについて3選手がコメント!

高橋光投手のコメント

「今年はケガもあり試合で投げることができなかったため、少しでも試合感覚を得るためにABL参加を希望しました。オーストラリアでは直球を低めに投げ切ることと、不利なカウントから変化球でカウントを整えること、直球でファウルを取れることを目標にする。また、投球術といったような“技”を覚える。具体的には、バッターの利き足ではない足の膝の動き方を見て、次の球はなにを投げるか決めていく。体力面では、体幹をメインにしっかりと軸を作っていけるようにしたい。
来季は結果が求められる年だと思うので、なにをやるにも結果にこだわりたい。1年間投げられ、1イニングでも多く投げられるよう、体力とメンタルのケアをしっかり考える。毎回、全力で投げるのではなく、軽くストライクを取れる球、ファウルを取れる球を使いわける。」

中塚投手のコメント

「ストレートで空振りが取れず“キレ”がないことがわかったので、まずは基本に戻り下半身を使って投げることを改めて確認し、フォークの精度を上げる。あとは連投できるように肩・肘のトレーニング、全身のウェイトトレーニングを中心に春季キャンプに臨み、来シーズンに向けて身体をもう1回作り直す。ランニングも短距離、中距離を中心にスタミナをつける。そしてフォーム固め。来年こそはチームの役に立てるように信頼してもらうためにも、ABLで結果を残す。」

森選手のコメント

「今季、ケガでシーズンの半分以上を出場できず、チームに貢献できなかった。環境が180度変わるオーストラリアで試合を重ね、捕手としての技術向上と、外国人選手に対してのコミュニケーション、そして、自分の力が現時点でどこまで通用するのかを試してみたい。
今回のオーストラリアで上本さんも同行してくれるので、長く一軍の舞台に携わっている経験をもとに、いろいろと話を聞けたらいいと思う。
来季はシーズン通して捕手として試合に出続けたいし、本当に大事な年になると思う。今回のABL参加は来季のためというよりも、来季のシーズンが始まっているくらいの気持ちで、1日、1試合大事に戦っていきたい。
投手陣、首脳陣、チーム全員から信頼を勝ち取れるようがんばっていきたい。この期間を誰よりも充実した時間にする。」

小野和義(編成部プロ担当)コメント

「球場に向かい関係者にご挨拶。監督はじめ、コーチ、GMにご挨拶!
「よろしくお願いしま~す」???って日本語かよ!でもなんか「ほっ」とした瞬間ですな。若いっていいな~と感じるシーンでした!
挨拶を済ませ、ユニフォームやシャツ、キャップなどを採寸しいよいよ今週末から試合が始まります!15日は夕方から全体練習。正直、練習量が物足りないため、2時間前に球場に行って練習開始!初日の練習から光成と中塚は“ハード”なランニング!!
そうだよな!来季のローテや中継ぎの1枠を取りにいくならもっと自分を高めていかないと…。初日のランニングでダウンしてましたけど(笑)
ひと通り終わってから全体練習。友哉はバッティング後にブルペンでピッチングの捕球、投内連係、サインプレー。光成と中塚はブルペンで肘・肩のトレーニング後に投内連係、サインプレーと練習をこなして終了。来季の選手個々の成長を期待しながら、おっちゃんは目いっぱい、お手伝いさせていただきます!(笑)
あっ!今年からブルペン捕手となる上ポン(上本ブルペン捕手)も同行し、裏方としての勉強もしていきますので、こうご期待!!!」

11月17日 vs Perth(L 1-9)

森選手(捕手として先発出場) 3打数0安打1四球

森選手が先発出場!最後まで捕手として守りにつく!

捕手としてのスキルを高めるべくABLに参加する森選手。開幕戦にさっそく捕手として先発出場しましたが、勝利はなりませんでした。

森選手コメント

「投手・打者・グラウンドはどれも初めて。普段とは違った環境で試合をし、外国人投手とのコミュニケーションや配球で納得のいく試合ができなかった。自分なりにコミュニケーションを大事にしようと思っていたけれど、自分が思っている以上に会話ができなかったし、自分の思っていることや感じたことをもっと伝えていきたい。外国人だからと気を遣うことがないようにお互いの意見を交わし、その中でベストな配球をする。短い期間の中でお互いの意見・意図を早く理解し、最高のパフォーマンスができるようにしていきたい。」

小野和義(編成部プロ担当)コメント

「開幕戦となる試合で9回を守りきった友哉。投手をうまく引っ張れず課題が見つかった試合でした!捕手としての技術はもう一軍レベルだけれども、投手を引っ張るための対話や気遣いが足りないな。関西らしく“ノリノリ”で投手を引っ張ればいいのに、意外に(友哉に失礼か)考え込んでしまいうまくできていない。ここができれば銀ちゃん(炭谷選手)を脅かす存在に確実になってくるんだけど…。
まだ、始まったばかり。今日より明日、明日よりあさってと進歩していこう!! がんばれ!! 友哉!!!
明日はダブルヘッター。第2試合に先発予定の光成が、ブルペンで42球のピッチング。また、中塚はリリーバーとして待機するけど、たくさん投げる練習をするため、肩を作る回数を増やし、フォームやリリースのポイントを投げながら体に染みこませる練習をしていました。2人の投手もがんばっていますよ!!」

上ポン日記(上本ブルペン捕手)

「来年から裏方としてチームの力になれればと思っている次第です。まだ、先々が読めず遅れて動くことが多いですが、がんばっちゃります。外国人の友達もでき、なんだか楽しいです。裏方の心構えをしっかりと覚えて帰っちゃります。また、ときどき日記を書きます。よろしくです!!」

11月18日 vs Perth(W 6x-5)※ダブルヘッダー第1試合

中塚投手(2番手) 2回2/3 / 被安打3 / 与四死球2 / 奪三振1 / 失点1
森選手(6回途中から出場) 2打数0安打

初登板の中塚投手が勝利を挙げる!

乳がん撲滅デーのこの日、第1試合のみピンク色のユニフォームで試合が行われました。試合途中に大雨が降り中断するなどのアクシデントの中、6回途中から中塚投手が登板。森選手とのバッテリーでロングリリーフをこなすと、チームはサヨナラ勝ちし中塚投手も初白星を挙げました!

中塚投手コメント

「今日は2番手でマウンドに上がりました。試合の終盤ランナー3塁の場面、僅差で負けているときに2ランホームランを打たれ、追加点を許してしまったことが中継ぎとしての反省点です。ホームランを打たれた球は、ボール先行でストライクが欲しくて取りにいったボール。正直取りにいった球なので、全力で腕を振りにいった球ではなくて…。そういう甘い考え方をしてしまいました。
それ以降はピンチや味方のミスもありましたが、運よく抑えられたと思っていますので、次からはちゃんと自信をもって確実に抑えられるようにやります。来年のチームのセットアッパーを務められるように、今から取り組んでいきたいと思います。」

小野和義(編成部プロ担当)コメント

「中塚は走者を3塁に置いている場面、いきなり逆方向にホームランを打たれ、点差を広げてしまった。
ただ、その後の投球は非常によく、球威もあり150キロ以上は常時出ていた。ベンチから見ていても、速さと球質の重たさが伝わってくる球に間違いなし!その後の2イニングスはほぼ完璧に抑えましたよ。
まだまだ、球威が増す可能性もあるし、速さをさらに感じる球も投げられるように思える。あとは自身の“やる気”でしょう!!
また、勝ち運もあるのか延長8回(ダブルヘッダーの1試合目は7回まで)にサヨナラ勝利!! で中塚君が勝ち投手になりましたとさ。細かいところの修正はあるけど、まずは思い切り腕を振って投げること、制球のまとまりを作っていくことが、来季の中継ぎ枠に入っていくための課題かな!次回の登板が楽しみになってきましたよ!」

11月18日 vs Perth(L 5-10)※ダブルヘッダー第2試合

高橋光投手(先発) 4回 / 被安打3 / 与四死球7 / 奪三振4 / 失点5(自責点3)
森選手(捕手として先発出場) 2打数1安打

高橋光投手が初めてオーストラリアのマウンドへ!

ダブルヘッダーの第2試合は、高橋光投手が森選手とのバッテリーで先発として初登板。しかしコントロールに苦しみ、結果を残すことができませんでした。

高橋光投手コメント

「先発させていただき、全体に抜け球が多かった。そこで修正できなかった。もっと修正方法の引き出しを探し、見つける。でも、中には指にかかった真っ直ぐがあったので、その球を増やしていきたい。外国人選手の方が真っ直ぐに強いと思いましたが、それを意識しすぎて真っ直ぐが力んでしまうことも多く、スタミナがもたなかった。
フォークでも落ち切らない球は、外国人のスイングの軌道に入るので、しっかりと落とすか、少し高めでもカウントを取れるぐらいの球で勝負するか決めたい。投げ終わってもチームプレーのために応援をしっかりして、チームに貢献したい。」

森選手コメント

「中塚さんと光成とバッテリーを組み、中塚さんは先頭打者にホームランを打たれてしまったが、それ以外の投球ではストレートに頼りすぎず、カーブやスプリットを有効的に使うことができた。今回の対戦相手はストレート系のボールに対しての対応がよく、ストレートが甘く入れば打たれるが、緩急をうまく使うことができれば、ストレートでもファウルや空振りが取れるので、持ち味のストレートを生かせるように配球していきたい。
光成は、立ち上がりから飛ばしすぎた。すべての打者に対してパワー勝負をしてしまった。今後、もう少し打たせてアウトを取る配球を考えていきたい。フォークの落ちも悪くなかったが、バッターの軌道にちょうど合ってしまった。ワンバウンドになる球や抜けたようなフォークも投げられれば、打者は手が出ないと思うし、ほかの球種より生きてくると思う。ストレートは高めの球をバッターにスイングさせることができなかったので、スイングする高さで勝負していけたらと思う。日本と違って、追い込んでからでも1・2・3とストレートのタイミングでスイングしてくることが多いので、頭に入れながら配球していきたい。」

小野和義(編成部プロ担当)コメント

「友哉は今回、若手投手の球を受ける際、前回よりもバッテリーとしての“対話”ができていたね。いいことです!投手との“信頼関係”は絶対に必要だから、来季にはどの投手に対しても自然に対話ができるようにしていこう!!
光成は“らしさ”がまったくない投球でした。来季、ローテの一角を狙う覚悟があるならば、それを投球に現さなければ…。それをどう現すかが今回の修行でしょうね。練習は嘘をつきません!練習をやればやるほど投げる球に現れます!
また、どのように練習していけばいいのか、どういう姿勢でやればいいのかを学んでいきましょう!! 次回の登板で挽回してください!! いい意味で違った光成を皆さんに見せてあげてくださいね。
そして今日はなんと!中断を含め2試合が終わった時間が、深夜1:07!!! 野球人生初!!」

11月19日 vs Perth(L 5-8)

中塚投手(4番手) 1回 / 被安打1 与四死球3 / 奪三振1 / 失点1
森選手(捕手として先発出場) 5打数3安打1打点

森選手が3安打を放ちバットで本領を発揮!

ここまで打撃での活躍が少なかった森選手ですが、この日は2本の長打を含む3安打と持ち味を存分に発揮しました!また、中塚投手が登板するも、コントロールに課題を残しました。

中塚投手コメント

「今日は8回に4番手としてマウンドに上がりました。四球で無駄なランナーをためてしまい、自滅のピッチングでした。ストレートの勢いは少しずつですが、押し込める感じが出ていると思います。ゾーンにさえ投げ込めば、ある程度抑えられるんじゃないかと感じました。あとはカーブの精度、制球がいまひとつなので、精度を上げられるようにカーブのリリースポイントをつかみたい。ストレート、カーブの制球が課題です。」

森選手コメント

「外国人選手に対して自分が思ったこと、感じたことをプレー中に伝えられるように意識する。言葉で伝えることができなくても、ジェスチャーなどで表現していく。コントロールがよくない、決め球がない投手のときこそ、自分の中でプランを練って配球していく。
今日感じたのは内角球の大切さ。意識をさせないと今日のチームの上位打線だと簡単に打たれてしまった。内角球が苦手な投手は真ん中高めに強いボールを投げさせるなど、高低を使った配球が大切だと感じた。来週はもっといい配球を見せ、投手とのコミュニケーションも大事にしたい。」

小野和義(編成部プロ担当)コメント

「友哉も今週、3試合目となるマスクを被り、来季の捕手としてのスキルを固めている。まだ外国人選手と組んだときは意外に遠慮がちなところがあり(そんなタマではないけど)、やんちゃな面と神経質な面という、友哉の新しい発見ができたような。やろうとしている姿勢は見えるんだけど、なかなかできないんだな!ここが。
また、中塚は早くも2試合目。前回もまぁ、なかなかの投球であったし、球の力は非常に強いし。ただ、制球のまとまりが…ね。今回も打たれていないけど、四球絡みの失点。期待がもてるだけに1日でも早く安定感を出せるようにがんばっていこう!」

上ポン日記(上本ブルペン捕手)

「オーストラリアに来て早くも1週間が経ちました。裏方の仕事はとても大変です。先を読みながら動かないといけないし、道具やグラウンド整備もやらないといけないし。まだまだ動きがわかりませんが、今日は休み前!ちょっと1杯、ひっかけて反省します!!!(飲みながらの反省かい!!!)来週からまた、裏方の仕事を覚えていきます。」

次回のレポートもお楽しみに!

高橋光投手・選手名鑑

中塚投手・選手名鑑

森選手・選手名鑑

オーストラリアで奮闘する高橋光投手、中塚投手、森選手をパ・リーグTVのライブでチェック!

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