試合情報

ラストスパートに向けた11連戦がいよいよスタート。敵地で迎えた対バファローズ4連戦の初戦は、主導権を最後まで握り続け2対0で完封勝ちを手にしました。攻守それぞれのヒーロー、岸と栗山の活躍に注目しましょう。

自身4連勝中の先発･岸は、立ち上がりから制球が定まっていました。2回まで完璧に相手打者を抑えていくと、3回は中堅手･秋山の好守にも助けられ序盤を無失点に。石井投手コーチも「ここまで、まっすぐも変化球も全体的にいいリズムで投げている」と高く評価します。

岸は1対0で迎えた4回に1死1,3塁のピンチを迎えますが、ここでエースの本領を発揮します。ペーニャを真っ向勝負で空振り三振に仕留めると、続くT-岡田はバットをへし折り窮地を脱出。長打のある相手打者を強気の姿勢で仕留めます。

7回も2死1,3塁とされるも、制球を乱すことなく反撃を許さなかった岸。9回を119球、被安打5、奪三振7、与四球1、無失点とエースの投球を演じ、今季4度目の完封勝利となりました。

これで2009年に記録した自身最多タイとなる13勝目をマーク。最多勝のタイトル奪取へ可能性をつなぐ、見事な快投でした。

初回に相手先発･西から二塁打を放っていた1番･栗山。第2打席となった3回に再び好打を発揮します。西の真ん中に入る変化球を振り抜いた打球は、高く上がってバックスクリーンに飛び込む3号ソロ本塁打に。7月5日以来という久々の手応えについて「やりました!」と気持ちよく振り返った栗山。5回には一塁の正面を突くゴロで、全力疾走を見せるなどキャプテンとしての責任の強さも見せました。9月に入り絶好調の栗山が、ラストスパートに入りさらに心身を充実させています。

明日の両先発は菊池と金子千尋。相手のエースに気持ちで負けぬよう、集中力を高めて勝負に臨みましょう!

-おめでとうございます!

(岸)ありがとうございます。

-今日のピッチング、振り返ってみていかがだったでしょうか?

(岸)ずっと9回まで緊張感があったので。うん、はい(笑)

-相手の西投手も立ち上がりは良かったのですが、栗山選手のホームランでチームは先手を取ることができました。その辺りいかがでしょう?

(岸)それで少し楽になって、その後の銀(炭谷)の犠牲フライでまた1点追加してくれたことが、すごく気持ち的に楽になりましたね。

-これで岸投手は5連勝となりました。勝率もリーグトップをキープされています。

(岸)野手の皆さんが守って打ってくれるので、それに応えてしっかりと点を取られないように頑張ります。

-では最後に次回の登板以降への熱い意気込み、お願いします。

(岸)皆さんに喜んでもらえるように、しっかりと勝ちたいと思います。

-ありがとうございました! 今日のヒーロー、完封を挙げた岸投手でした!

お見事!

今日は岸に尽きるね。
要所をしっかり締めてくれた。
最後9回も自ら行くということで行かせました。
今シーズンは途中何回か先発を飛ばしたけど、きっちり13勝を挙げるところがエースだね。

打線の三振数に関しては、今シーズンの反省材料としないといけない。